なぜ僕はトワイライト・インペリウムに人生を持っていかれたのか?

なぜ僕はトワイライト・インペリウムに人生を持っていかれたのか?

※この記事は少し長いです。
でも、トワイライト・インペリウムの話なので、ちょうどいいかなと思っています。(笑)

2023年、仕事の都合で福岡に引っ越してきました。
新しい土地での生活が始まり、「せっかくだし新しい友達を作りたいな」と思っていたときに出会ったのが、ボードゲーム会でした。

それまでにもボードゲームで遊ぶことはありましたし、家にいくつか持ってもいました。でも福岡に来てから知ったのは、

  • 誰かの家に集まって1日中ボードゲームを遊ぶこと
  • ボードゲームカフェで初対面の人と一緒に遊ぶこと

こういう、今まで知らなかったボードゲームの楽しみ方でした。


そんな中、ある友達の家に行くたびに、決まってこんなことを言われていました。

「トワイライト・インペリウムっていうゲームがあるんだけど、いつか一緒に遊ばない?」

何度も、何度もです。

彼もまた2023年に福岡へ引っ越してきたばかりで、ボードゲーム仲間を探している最中でした。
しかも彼は、トワイライト・インペリウムの非公式拡張「ディスコーダント・スターズ」の作者の一人。コロナ禍をきっかけに、本気でこのゲームにハマった人でした。

新しい土地で、一緒にこのゲームを遊んでくれる人を探していたんだと思います。


トワイライト・インペリウム(通称 TI)は、5〜6人で遊ぶときに最もバランスが取れるゲームです。
ただし問題が一つあります。

とにかく、時間がかかる。

初心者を含めて遊ぶと、1ゲームに10時間、12時間かかることも珍しくありません。
丸1日を1つのゲームに捧げられる6人を集めるのは、正直かなり大変です。

結局、彼と初めてTIを遊ぶことになったのは、誘われてから約10か月後のことでした。


初プレイの日程が決まると、彼は参加者全員にYouTubeの解説動画を共有してくれました。

「これを観ておくと、当日の説明がスムーズになるよ」

でも僕は、「どうせやるならちゃんと理解してからやりたい」と思ってしまうタイプです。
ネットでルールブックを探して印刷し、最初から最後まで目を通しました。

動画も何本か追加で観ましたが、正直なところ、
これは実際にやらないと分からないな
という感覚がずっと残っていました。


初めてのTI当日。集合は朝10時。

すでに進行役の人が盤面を組み、勢力の準備も進んでいました。
座る位置をランダムで決め、各派閥のコマやカードを配る――

この「準備」だけで、30分から1時間かかる。
その時点で、「あ、これは普通のゲームじゃないな」と思いました。

ゲームはだいたい6ラウンド前後で終わるのですが、
その日は第1ラウンドだけで3〜4時間かかりました。

朝10時に始めて、気づいたら午後2時。
「一度ランチ休憩を取ろう」ということになり、ようやく少し落ち着いた気がしました。


昼休みに30分ほど休んで後半戦へ。
結局その日は、夜11時近くまで遊んでいたと思います。

初めての人も何人かいたので時間がかかったのは当然ですが、
今振り返ると、終盤はみんな頭がドロドロだった気がします。

結果として、僕の得点は10点中4点。
決して良い成績ではありませんでした。

でも――
完全にハマっていました。

12時間以上同じ卓を囲み、同じ宇宙を共有し、
その日一緒に遊んだ仲間とも、強い一体感が生まれていました。


正直に言うと、初回プレイ時点では
「このゲーム、めちゃくちゃ面白い!」
とは思ったものの、「ちゃんと理解して上手く遊べる自信」は全くありませんでした。

2回目で新しい発見があり、
3回目でようやく「ルールを把握して遊べているかも」と思えるようになった気がします。

細かいルールが本当に多いゲームなので、
40回以上遊んだ今でも、ネットでルールを調べることは普通にあります。


この初プレイの日、もう一つ印象的だったことがあります。
一緒に遊んだ仲間が、全員外国籍だったことです。

福岡に住む外国人たちと、英語でTIを遊ぶ。
それはそれで最高の体験でした。

でも同時に、
「日本語でもTIを遊べる仲間を見つけたい」
という気持ちが、最初から心のどこかにありました。


そこから僕は、ボードゲームカフェに行くたびにオーナーさんへ聞いて回りました。

「トワイライト・インペリウム、遊んでる人いますか?」

X(旧Twitter)でTIについて投稿している人を見つけては「いいね」を押し、
わずかに存在する日本語ブログを隅々まで読みました。

とにかく、つながりたかった。


そんな中、先日、地元のボードゲームカフェのオーナーさんから連絡をもらいました。

「最近、TIを買った人がいて。まだ興味あるか確認してみようと思って。」

その人とは、1年半ほど前に別のゲームで一度遊んだきり。
それでも僕がTIの話をしていたことを覚えてくれていたそうです。

その連絡をもらったとき、本当に嬉しかった。

そして来月、ついに
初めて日本語でトワイライト・インペリウムを遊ぶ予定が決まりました。


ここまでが、
僕がトワイライト・インペリウムに人生を持っていかれた経緯です。

次の記事では、

  • なぜこのサイトを作ろうと思ったのか
  • 日本でTIを遊ぶことの難しさと面白さ
  • これからこの場所でやっていきたいこと

そんな話を書こうと思っています。

Tags:

Comments

“なぜ僕はトワイライト・インペリウムに人生を持っていかれたのか?” への2件のフィードバック

  1. すーさんのアバター
    すーさん

    記事面白かったです!
    TIやれる自信はありませんが笑

    1. Kaitoのアバター

      コメントありがとうございます!
      TI、最初は誰でも「無理では?」って思います(笑)
      初回向けの遊び方や雰囲気もこれから書いていく予定なので、また覗いてもらえたら嬉しいです!

Kaito へ返信するコメントをキャンセル