先週末、また6人で『トワイライト・インペリウム 第4版』を遊びました。今回は、前回とはまた違う意味で、とても印象深い卓になりました。
というのも、初参加の2人は、ほとんど重ゲー未経験!それだけでも「楽しめるかな?」と少し心配だったのですが、そのうちのひとりは、なんと12歳!しかも最終的には、その12歳プレイヤーが見事に勝利をつかんだのです!
結果だけ聞くと驚きかもしれません。でも振り返ってみると、そこにはちゃんと理由がありました。そして今回あらためて感じたのは、TIは“重ゲー経験者だけのゲームではない”ということでした。
目次
- 今回の卓で見えた、初心者たちのはっきりした成長
- 重ゲー未経験の親子が、すんなりTIに入れた理由
- 12歳プレイヤーが勝利した、“覇業”への見事な布石
- 今回うまくいった、進行面での大きな改善
- 60回目の卓で感じたこと
- 結論:TIは、重ゲー経験より“やる気”で楽しめる
今回の卓で見えた、初心者たちのはっきりした成長
今回の参加者6人のうち、3人は前回に続いて2回目のプレイでした。前回も十分楽しんでくれていましたが、今回は明らかに違いました。第一ラウンドこそ確認しながら進めていたものの、ルール理解はずっと早く、行動選択もかなり自発的になっていました。
面白かったのは、3人とも今回選んだ派閥が、前回ほかの誰かが使っていた派閥だったことです。前回のプレイを見て、「次はあれをやってみたい」と感じていたのかもしれません。こういう変化は、2回目ならではだなと思いました。
そして中盤以降、もっとも成長を感じたのは交渉です。
前回はほとんど使われなかった誓約書カードが、今回は自然に交渉材料として飛び交いました。特に驚いたのは、《王座の支援》を譲渡する交渉が実際に成立したこと。相手に1点を与える代わりに、自分の星系を起動できなくなる、かなり重いカードです。それを初心者同士で提案し合っているのを見て、「もうちゃんとTIらしい駆け引きになってるなぁ」と感じました。
また、前回は攻め込まれると、多くの人がまず防衛や立て直しを優先していました。でも今回は違いました。惑星を失っても、みんな共通目標の達成を優先し、得点を取りにいく判断ができていたのです。その結果、最終得点は12歳の勝者が6点、他の5人は全員5点。全員が最後まで競り合う、とてもいい試合になりました。

重ゲー未経験の親子が、すんなりTIに入れた理由
今回初参加だったのは、親子のお二人でした。お父さんも娘さんも、ボードゲーム自体はまったく初めてではないものの、本格的な重ゲー経験はほぼなし。正直、最初は「ルール量に圧倒されないかな」と少し心配していました。
でも、その不安はすぐに消えました。
お父さんは事前にAIを使って各派閥の特徴を調べ、「自分はナール集合体をやる」と決めて参加。先手を取りやすい能力に魅力を感じたそうです。一方、娘さんも自分でルールや派閥を調べ、さらにAIにTIのルールテストまで作らせて、答えてから卓に来たとのこと。そこまで準備してきたと聞いて、本当に感心しました!
今回あらためて感じたのは、TIを楽しむのに必要なのは、必ずしもボードゲーム経験ではないということです。もちろん経験があるに越したことはありません。でもそれ以上に大事なのは、「やってみたい」という気持ちと、少しでも予習してみようという姿勢なのだと思います。
だからこそ、初心者が事前に学べる場所として、もっと役立つ記事を書いていきたい。今回の卓は、そんなことも考えさせてくれました。

12歳プレイヤーが勝利した、“覇業”への見事な布石
今回の主役は、間違いなく12歳の娘さんでした。
彼女が使ったのはソル連邦。ラウンド2の頃、彼女は戦略カード8番《覇業》について質問してきました。「これって強いの?」と。僕は、「メカトール・レックスを持っていて、さらに覇業をプレイできないと意味がないから、条件は簡単じゃないよ」とだけ説明しました。
でも彼女は、その時点でもう先を見ていたのだと思います。
ラウンド3、彼女は艦隊と歩兵をメカトール・レックス隣接星系へ前進。そして議会フェイズでは、右隣のプレイヤーが《画策の付帯条項》で議長となり、彼女にとって理想的な流れができました。次の戦略フェイズで、彼女はしっかり交渉して《覇業》を確保します。
そして最終ラウンド。彼女はメカトール・レックスを占領し、各プレイヤーから妨害されそうになりながらも、運も味方につけて守り切りました。最後に《覇業》を成功させ、その追加1点で勝利。
振り返れば、かなり上級者っぽい勝ち筋でした。正直、そこまでやり切るとは思っていませんでした。僕自身、彼女が《覇業》を取る交渉に応じてしまった側でもあります。しかもお金をもらって(笑)。完全に読み負けました。


今回うまくいった、進行面での大きな改善
前回との大きな違いは、最初に長時間インストをしなかったことです。前回は、最初に1時間半ほどかけてルール説明をしました。でも今回は、親子のお二人が予習してきてくれていたこともあり、最初からゲームを始め、必要なルールはその場で説明する方式に切り替えました。
これはかなり良かったです。ゲームにすぐ入れるので集中力が途切れにくく、前回よりずっと自然に流れへ入れました。ラウンド1では質問も多かったですが、ラウンド2が始まる頃には、初参加の2人もすっかりゲームに馴染んでいました。

さらに今回は、事前に「食べ物を用意してきてね」と伝えていたのも正解でした。ラウンド間にしっかり10分ほど休憩を取り、みんなが軽食を食べたり、立ち上がったりできたことで、疲労感がかなり違いました。
今回は13時開始で20時頃終了。7時間のプレイでしたが、前回より疲れ方はずっと軽く、12歳の彼女も最後まで元気でした。
「まだやれそうだけど、今日はここで終わろう」
そんな空気で自然に終われたのも、とても良かったと思います。倒れるまで遊ぶより、“もう少しやりたい”で終える方が、次回につながるんですよね。
60回目の卓で感じたこと
実は今回、僕にとって記念すべき60回目のTI卓でもありました!
今年1月にこのブログを始めたとき、自分のプロフィールには「40回以上プレイ」と書いていました。それが、わずか3か月でさらに20回近く増えていたことに、自分でも驚いています。
しかも、前回の同じメンバーとの卓がちょうど50回目。そして今回が60回目。この節目を、こうしてリアル卓で迎えられたことが、なんだかとても嬉しかったです。
結論:TIは、重ゲー経験より“やる気”で楽しめる
『トワイライト・インペリウム』の箱には、対象年齢14歳以上と書かれています。でも今回、12歳のプレイヤーがしっかりルールを理解し、交渉し、勝ち切りました。しかも重ゲー未経験です。
もちろん、準備なしで簡単に遊べるゲームではありません。でも、事前に少し予習し、「やってみたい」という気持ちを持って臨めば、経験の少なさは十分に乗り越えられる。今回の卓は、それをはっきり証明してくれました。
そして何より嬉しかったのは、今回初参加だったお二人も、終わったあとに「またぜひやりたい」と言ってくれたこと。
次の卓が、もう楽しみでなりません。








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